2013年(平成25年) 東丘子ども教室 活動報告
4月
グリーンマップを完成しよう 10日(水)
いままでの復習をしました。東丘小学校には珍しい樹があります。「アオダモ」は野球のバットの樹として有名です。「シュロ」は「亀の子たわし」になります。「ネズミサシ」は硬い針のようなトゲがあり、ネズミが嫌がって近寄らないところからの命名だそうです。この木の実はお酒の「ジン」の香り付けに使います。又、お釈迦様が悟りを開かれたと言われている「ボダイジュ」も体育館北側にあります。などの話を振り返って聞き、その木を確認にグランドに出ました。
又いつものように芝生の除草をしましたが、暖かくなってきて、雑草が勢いよくなってきました。
理科実験教室 手のひらに入る「マイ空気砲を作ろう」 13日(土)
空気砲って何だろう?空気の力を試してみました。空気の力を利用して・・・
ペットボトルの底をくり抜き、ビニール袋を張り付けます。そのビニール袋のもう片方の底をとり、紐と2つの輪ゴムを結びつけます。輪ゴムはペットボトルの中に入り、紐は外にあります。ペットボトルの口の近くに小さい穴を2箇所あけ、そこから輪ゴムを1つずつ引き出し、固定します。さあ「空気砲」の出来上がりです。威力を試してみました。音とともに思った以上の威力がありました。
次に大きな箱から「煙の輪」を空気の力で押し出しました。どこまで行くのでしょうか、だんだん進んでいきます。4教室の廊下を端から端まで余裕を持って進みました。
子ども囲碁教室 17日(水)
いつも囲碁に集まってくる子供のほか、一年生がチョット顔を出してきました。囲碁の様子も理解出来ていませんが、だんだんに興味を示し、常連になる子どもが出来てくるのでしょう。
科学で遊ぼう 「楽しいびっくり箱を作ろう」 27日(土)
例年4月は1年生の参加を予期して、楽しく単純で少し学べることをしています。先ずハサミ・物差し・目打ちなど道具の使い方、真っ直ぐ紙を折ることなどなどです。これらの事の実作業を牛乳箱を利用し、「びっくり箱」を作ります。
今回はあらかじめ切り取り線を書いておきました。その線に沿ってきれいに切り取る事が大切だと知ってもらいました。
工作は早くよりも丁寧にきっちりと寸法どおりに作業をしていくことが大切と知ってもらう為です。折型も丁寧につけ、しっかりとしたものが仕上がりました。
何度も作ったびっくり箱ですが、いつも楽しくみんなできゃあきゃあ言いながら楽しんで出来上がりました。
土と親しむ
今月の作業[24日(水)] は雨のためにお休みになりました。後日27日の午後有志と子どもの参加もあり、畑の除草とジャガイモとタマネギに追い肥をしました。
チュウリップは満開だし、3月に植えた芝サクラも順調に根着いています。学校菜園の大根の花が満開でした。
5月
囲碁教室 1日(水)・15日(水)
定例となっているためいつも参加者は決まった時間になると自分の家のように用具の用意をして、各々自由に囲碁を始めます。
時には師匠との対局をしたり、自分たちで遊びのように囲碁をしたり。パソコンを相手に囲碁を楽しんでいます。
グリーンマップを完成しよう 8日(水)
教室で先生から木や花についておはなしを聞きました。今校庭には「シュロの花」「ハナミズキ」いろいろな色の「オダマキ」が咲いています。
芝生の除草のため運動場に行くと、まず遊具で遊んだりかけっこをしたりしながらたくさんの雑草を根っこからとるようにとの注意を守り楽しみながら除草をしています。
木への名札付けはお休みです。その代わり畑に「タデアイ」を植えました。これは藍染めに使う「藍」の染料をとるための植物です。
まだ小さい苗(冨永前校長先生が徳島から持ってきてくれました。)でしたが、田植のように丁寧に植えました。大きくなったら「藍染め」が出来ます しかし、「タデアイ」は根付くまではたくさんの水が必要だそうです。朝夕の水遣りはPTAのお母さんにも協力をお願いして、しっかり根付いて、「藍染め」が出来るのを楽しみに植えました。
理科実験教室 11日(土)
「煮干の解剖」 煮干をしっかりと眺めたことはありますか、どんな小さな魚でも内臓はすべて揃っています。
まず全体を観察します。科学は観察から始まります。頭・胴体・尾。
頭の部分には大きな口と目があります頭蓋骨の中には脳もあり、魚はこの部分に鰓(エラ)とサイハがあり、水から酸素をとります。
腹の中にはしっかりと内蔵がありました。心臓・肝臓・腸・胃などなど胃は肝臓にしっかりと抱かれていました。
胴の中心には脊骨があり、尾ヒレに繋がっています。その骨には血管や神経などがありました。
胴体の筋肉部分は食用になりますから煮干のお肉をおいしく食べました。
土と親しむ 22日(水)
「タマネギの収穫とサツマイモの植え付け」 去年11月に植えたタマネギの収穫です。その前に畑をきれいにする作業があります。次に植えるサツマイモの邪魔にならないように、又花壇の花がきれいに咲くように雑草をとりました。
今年は4月から5月にかけて気温が低くは作物の出来具合が心配でしたが、カレーパーティに使えるだけは収穫出来ました。参加した子どもたちは次々とタマネギの茎を引っ張ってタマネギを土の中から抜きだしています。存分に畑仕事を楽しみました。
続いてサツマイモの植え付けです。昨年はあまりの暑さに苗が枯れたところがありましたが、今年はどうでしょうか。200本を用意した畑に植え付けました。教えられたように皆うまく植えられたようです。茎を横にして土をしっかりとかぶせました。
収穫したタマネギは茎をくくって日陰に保存しています。
科学で遊ぼう 25日(土)
「虹色の見えるコップを作ろう」 虹色(スペクトル)は7色です。先ず分光シートで電球の光を見ました。きれいに7色が観察できました。電球に近い順に紫・藍・青・緑・黄・橙・赤と並んでいます。
分光シートを2枚重ねていろんな角度で試して見ました。どのように変るかを観察し、光が角度のより幾つにも分かれました。
黄色の色を重ねると消える色がありました。又緑の色を重ねると黄色とは違った色が消えました。どちらの色にも消えなかったのは「緑」でした。
光は波で伝わっています。目に見える最長は赤、だんだん短くなり最短は紫です。波の伝わり方を廊下で実験しました。
分光シートを使って虹の見えるコップを作りました。紙コップを2つ使います。分光シートをコップの底に張りつけ、もう一方のコップを黒くして重ねて針で穴をあけて光を見るとまわりに虹色(スペクトル)がきれいに見えました。
外国の人と遊ぼう 29日(水)
「ヨーロッパで一番古い国 ブルガリア 」
ブルガリアから日本の古い文化を研究する為に大阪大学に留学している「ペトコさん」が先生です。どのようにして「国」が出来たのかを教えていただきました。主に3つの人種で成り立っているのですが、一番古くから居るのは「トラキア」ですが、次々と住みやすいからといって入ってきた人たちとも仲良く国として長く存在していると教えていただきました。したがっていろんな文化があり、楽しい歌や踊りも見せていただきました。文字も教えていただきました。
ブルガリアと言えば「ヨーグルト」?ではありません。主な産業は「バラ」から採取する香料(精油)だそうです。世界的に有名で、とても粒子の細かい油は精密機械には欠かせないのだそうです。
とてもよい「バラの香り」がします。クイズに正解してうれしい「パヒューム」をいただいたりバラの香りの飴をいただきました。
6月
囲碁教室 5日(水) 19日(水)
この教室の参加はいつも同じ子どもがほとんどです。囲碁の楽しさを知った子どもが参加しているようです。勝手がわかっているから師匠が来る前から準備をしています。いつもコミュニティAでしていますが、部屋も手狭になったので,Bの部屋に変えようと考えています。
いま、コミュニティAの部屋は大切な機器がたくさん入り、パソコン・印刷機も2台になっています。子ども教室への参加者が地域のお仕事の邪魔になってはいないかと心配しています。
理科実験教室8日(土)「見たか!土石流のパワー/液状化現象」
「液状化現象」はどんなことかを実験を通して再現してみました。重い石は水のかなに沈んでいます、が液状化が起こるとこの重い石が浮きます。どうしてでしょう、石よりまわりの比重が重くなると石は浮きます。あっと云う間に沈んでいた石が浮きました、この瞬間一同驚きの声がでました。
これを再現したものをペットボトルで作りました。土をきれいに洗って砂の部分だけを使います。洗った砂と玉のついた画鋲ピンと水をいっしょにペットボトルにいれ、何度か混ぜて画鋲ピンが砂の中に入った状態にします。この状態で少し振動すると瞬間に画鋲ピンが出てきます。作品としては何度も繰り返して実行すると面白く楽しいのですが、液状化の恐ろしさを実感できました。
グリーンマップを完成しよう 12日(水)
この日も芝生の除草をしましたが、暑さとともに雑草がぐんぐん伸びています。グリーンマップの時では少ししか除草できませんが、少しでもみんなで遊びながら除草をすることで芝への愛着が出来ます。きれいな芝を維持する事の大変さがよくわかりました。
いろんな道具を使ってみて、大きな食卓用フォークが一番役に立っています。雑草に沿ってフォークを突き刺し、根を浮かせると雑草が簡単に抜けます。後浮いた土を又フォークで抑えてきれいにします。
先生がお休みでしたから校舎の北川の樹に名札をつけました。「サクラ」「ユズリハ」「ユーカリ」などなどです。今回から名札がプラスチック板になりましした。「千里竹の会」のおじさんが竹よりも長持ちだし、書き易いからと準備してくれました。
科学で遊ぼう 22日(土) 「ビタミンC:たくさんとるならリンゴ?レモン?」
給食の献立表に赤色(血・肉・骨になりからだをつくるもの)黄色(熱や力のもとになるもの) みどり色(からだの調子をととのえるもの)とあります。
ビタミンはこの中では「みどり色」になります。人間は体では作れません、したがって食品から直接摂取しなければなりません。
7月
囲碁教室 3日(水)17日(水)
暑くなってきましたが、囲碁はいつも涼しくコミュニティAの部屋でしています。パソコンを使って囲碁をしているからです。実際に碁盤を使っての対局もしています。パソコンでの囲碁は複数の人の意見が入ってきますが、対局のときは自分で考えなくてはなりません。どちらも楽しいです。
グリーンマップを作ろう 10日(水)
とても日差しがきつく外に出られません。今日は教室で先生とのお話会になりました。
先生から夏の樹に咲く花についてお話がありました。「サルスベリ」の花は夏の間とても長く咲いているので一名「百日紅」とも言われています。色はピンク、シロ、アカ、ムラサキなどピンクも濃い色から薄いものまであります。「サルスベリ」の樹は木肌がスベスベで「猿も滑り落ちるほどである」との意味からこの名がついています。
その一方一日だけしか咲いていない花に「ムクゲ」があります。これもシロ、アカ、ピンクとありますが、「ソコベニ」といって花の中心だけ赤いものがあります。この両方とも東町にはあちこちで見られます。
理科実験教室 13日(土)
透かし模様の入ったはがきを作ろう 紙は植物繊維を絡ませて出来ています。繊維の長いのもはしっかりとした粘りのある良い紙が出来ます。
出来上がっている紙を水で溶かして、もう一度紙に作ってみました。トイレットペーパーを使った紙もきれいに再生できました。しかし繊維が短くすぐに破れてしまいます。印刷用の紙は少しは丈夫に出来ました。
先生が用意してくださった紙の原料(稲藁を使った)を使い、「はがき」を作りました。先ずミキサーで水といっしょに溶かし、どろどろにします。それを紙漉きの用具にいれ、きれいに均等に広げ、水を切ります。上下を板で挟んで水を切り、次にアイロンでしっかり水分を取りますと「はがき」の出来上がりです。紙の間に木の葉の模様を入れてみました。今年はこれで暑中見舞いを出しては?もったいないと自分用に持ち帰りました。
土と親しむ 24日(水)
藍染めをしよう 6月の植えた「タデアイ」を使って藍染の実験をしました。「タデアイ」の生葉にはインジカンという成分があって、酸素によって青くなります。
先ず畑から葉を取ってきて、きれいに洗います。ラップ、布(公民分館のタオル)、タデアイの葉と置き、また布ではさんでラップで覆って上から叩きます。生葉から布に液を染み込ませ30分ほどねかせます。その後、きれいに水で洗うと布には葉がきれいに染まっています。
次に、葉でいろんな形を作って染めました。
最後は生葉と水をミキサーでどろどろにして、液だけを漉して取り出し、この液で絞りなどを染めました。染め液を絞ってくれていた富永先生の手は藍色になっていました。
科学で遊ぼう 26日(金)
「今年も飛ばそう水ロケット」 やってきました水ロケットの日が。始まる30分前にはもう定員に達してしまいたくさんのお友達が参加できなかったのは残念でしたがごめんなさい。
早速ロケットつくりです。定員が50名ですから廊下にも机を出して作業をしました。
張り併せに使うビニールテープの色にもそれぞれこだわりました。何回も経験したお友達は飛ばして戻ってきた時にはロケットの先がいたみます。だからいたまないようにしっかりと補強をしています。
さあ発射です。空気の入れ方が少なく思ったように飛んでいかなかったり、発射台の向きが違っていて、天高く舞い上がり近くに「ドスン」と落ちたりといろいろありました。
ロケットの先を補強したお友達は効果あったと自慢顔でした。毎年体育館の屋根に上がり回収するのが大変ですが、今年は耐震工事の作業のおじさんたちが「ハイハイ」といってすぐに回収してくださりスタッフ一同はおおいに助かりました。お世話になりありがとうございました。
一人3回づつ飛ばして今年も無事水ロケットは終わりました。
9月
囲碁教室 4日(水)18日(水)
参加者の行儀が悪くなっています。師匠への挨拶もなしに帰っていく子どもが多く、又部屋でも遊びが主で、囲碁を真剣にしている事が少なくなっています。これでは真剣に囲碁将棋をしている子どもの邪魔になります。今日はこれについて注意をしました。折坂師匠がパソコンでの囲碁を教えて下さるので、パソコンゲームをしているように遊んでしまうのです。囲碁に親しむ方法の一つとして考えて下さっているのですから、もっと真剣に取り組むと良いでしょう。新しいお友達が来ても、囲碁を楽しんでほしいと思っています。
グリーンマップ 11日(水)「秋の七草をたずねて」
まだ暑い盛りではありますが、秋の七草について勉強しました。
「春の七草」はほとんどの人が調子よく名まえをいえますが、「秋の七草」は如何でしょうか?うまく名まえが出てきません。「う~と次は何だったかな?」となります。
そこで覚え方をおしえていただきました。
お(オミナエシ)す(ススキ)き(キキョウ)な(ナデシコ)ふ(フジバカマ)く(クズ)は(ハギ)《お好きな服は》と覚えると良いでしょう。
早速外に探しに出ました。ハギはヌスビトハギでしたが、クズはたくさん学校横の遊歩道沿いにありました。この根が食用の葛であるとは誰も思っていませんでした。今日の発見です。今では野原でほとんど見られなくなった七草ですが、なんとなく秋を感じさせてくれる教室でした。
科学で遊ぼう 14日(土) 「紫外線に反応する絵の具で絵を描こう」
いまは悪者扱いになっている紫外線。
紫外線は太陽光線の七つの色の中で一番波長の短いムラサキよりも波長の短い光線を言います。地球がオゾン層で守られているから紫外線は少ししか感じなかったのですが、今ではオゾン層が「フロンガス」などで薄くなって層を通り抜けてくる紫外線の量が多くなってきました。紫外線の量がすぐにわかる絵の具で紫外線判定が出来ます。
どんなものが紫外線を通さないのでしょうか試してみました。水・ガラス・プラスチックは全て通します。紫外線カットのめがね・布などはほぼ通りません。
紫外線を感じない室内で絵を描き、いろいろなものの紫外線テストをしてみるとすぐに紫外線の有無がわかります。
好きな絵を描いて持ち歩いてその場ですぐに紫外線の多い、少ないがわかるので便利です。
理科実験教室 21日(土) 「プラバンを作ろう/あっと驚くサソリの標本を作ろう」
プラスチックの成型は、ほとんどが原材料になるプラスチックに熱を加えて思い通りのか形に仕立て上げていくものです。仕上がったものに又熱を加えると元の形に戻ろうとする性質があります。この性質を利用してプラバンは出来ます。
透明なプラスチックの板に絵を描き、140℃ほどの熱を数秒加えると小さく縮んで少し分厚くなり、絵はきれいに残ります。透明のコップや弁当箱など『SP』と印があるプラスチックなら出来ます。
またペットボトルについている包装用のプラスチックからはコップなどに絵柄を付けられます。次々と工夫を凝らしたプラバンが出来上がりました。
「あっと驚くサソリの標本」では解っていてもいつも体が「びくッ」となるのはどうしてでしょうか。楽しく遊んでください。